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実務ガイド

コンサル会社がAI導入で最初の30日でやること

公開日: 2026年2月26日 / 更新日: 2026年2月26日

AIを導入しても、現場で使われなければ成果は出ません。この記事では、コンサル会社が最初の30日で「売上につながる成果」を作るための進め方を、実務レベルで整理します。

AI導入の最初の30日を、準備・設計・運用・定着の流れで示したコンサル向けイメージ図
最初の30日で、目標設定から運用定着までを段階的に進めるイメージ

この記事の前提

  • 対象: コンサル会社、士業、支援会社の責任者・マネージャー
  • 目的: AIを「試す」段階から「受注・納品・運用」に組み込む段階へ進める
  • 期間: 最初の30日で1つの業務テーマを定着させる

Day 1-3: 目標を3つに絞る

最初にやるべきことは、目標の絞り込みです。AI導入を失敗させる原因は「何でも改善したい」です。まずは次の3指標だけを決めます。

  1. 提案作成時間(例: 6時間 → 2時間)
  2. 資料修正回数(例: 5回 → 2回)
  3. 定例報告作成時間(例: 90分 → 15分)

この3指標は、売上と工数の両方に直結しやすいので、最初のテーマとして扱いやすいです。

30分で、自社の目標値を設計できます

無料相談では、現状の工数をヒアリングして「最初の30日で狙う数値」を一緒に決めます。

Day 4-10: 業務を分解して「型」にする

次に、対象業務を分解します。コンサル会社の場合は、以下の単位に切ると運用しやすくなります。

  • 収集: ヒアリング内容、既存資料、過去提案
  • 整形: 課題整理、論点設計、優先順位づけ
  • 確認: 前提漏れ、数字整合、リスク記載
  • 出力: 提案書、説明資料、議事録、報告書

AIのプロンプトはこの単位ごとに作成します。1つのプロンプトで全部やらせるのではなく、「入力→出力」を固定した短いテンプレを複数作るのがポイントです。

Day 11-20: 小さく実運用し、差分を記録する

この期間は、実案件1件で運用テストを行います。やることはシンプルです。

  1. 従来のやり方とAI運用の両方で1回ずつ実施
  2. 時間、修正回数、説明通過率を記録
  3. どこで手戻りが起きたかをログ化

ログを残さないと改善できません。最低でも「何に何分かかったか」「どの出力が使えなかったか」を記録します。

Day 21-30: 手順書とチェックリストを完成させる

最後の10日で、属人化を消します。担当者のスキル依存を減らすために、次の3点を固定します。

  • 手順書: どの順番で何を入力するか
  • チェックリスト: 品質確認の観点(前提・数字・表現)
  • テンプレ: 提案・資料・報告の出力フォーマット

これで「担当が変わっても回る」状態になります。ここまでできると、2テーマ目の拡張が一気に楽になります。

最初の1本としてこのテーマを選ぶ理由

検索経由で相談につながる記事は、「抽象論」より「具体手順」の方が強いです。今回のテーマは、次の意図を持つ読者に刺さります。

  • AI導入を始めたいが、何から手を付けるか迷っている
  • 研修は受けたが、現場で定着していない
  • 経営者に説明できる改善ロードマップが欲しい

つまり、情報収集段階ではなく「次の行動」を決めたい層を狙えるため、CTAとの相性が高いです。

まとめ

最初の30日で必要なのは、ツール選定より先に「目標の固定」「業務分解」「運用の型化」です。ここを押さえると、AI導入は実験で終わらず、売上や生産性の改善につながります。

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